相模湖ピクニックランドの現在は?改名の真相と激変した姿を徹底追跡
昭和から平成にかけて、家族の行楽や学校の遠足、野外バーベキューの定番スポットとして親しまれた「相模湖ピクニックランド」。「いつの間にか閉園してしまったのか」「現在はどのような施設になっているのか」と気になっている方も少なくありません。
結論から言えば、同施設は閉鎖されたわけではなく、富士急グループの主導による大規模な事業再編を経て、今なお神奈川県屈指の大型複合リゾートとして力強く稼働しています。「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」という名称を経て、最新の「さがみ湖MORI MORI」へと進化を遂げた背景には、時代の変化に合わせた緻密なブランディング戦略がありました。激動の歴史と現在のリアルな姿を取材データとともに検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:相模湖ピクニックランドは閉園しておらず、富士急グループによる事業承継を経て「さがみ湖MORI MORI」として営業中。
- 要点2:2度にわたる大規模な改名は、単なる名称変更ではなく、アウトドア体験と絶叫アトラクションを掛け合わせた戦略的リブランディングが目的。
- 要点3:広大な自然を活かした「マッスルモンスター2」や関東最大級の「さがみ湖イルミリオン」など、世代を超えて楽しめる全国区の人気スポットへと変貌を遂げている。
【変遷の真相】相模湖ピクニックランドから「さがみ湖MORI MORI」へ至る歴史と経緯
相模湖ピクニックランドの歴史と経緯を振り返ると、日本のレジャー産業の盛衰と再生のプロセスが克明に浮かび上がります。同園は1972年、三和興産の手によって神奈川県津久井郡相模湖町(現・相模原市緑区)の丘陵地に開園しました。約150万平方メートル(約45万坪)という圧倒的な敷地面積を誇り、自然の中でのオリエンテーリング、ゴーカート、大型アスレチックなどを目玉に、首都圏のファミリー層から絶大な支持を集めました。
しかし、バブル崩壊後のレジャー需要の多様化や少子化の波を受け、2000年代初頭に運営元が経営難に直面します。相模湖ピクニックランド閉園の危機が囁かれる中、2007年に富士急行(富士急グループ)が同施設の事業を正式に承継。経営基盤を強固にしたうえで、翌2008年に「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」へと第1次リニューアルを実施しました。
さらに時代のニーズである「サステナブルな自然体験」「ウェルネスツーリズム」を取り込むべく、2024年7月にブランド名を「さがみ湖MORI MORI」へと再編。かつてのピクニックランド時代から続く豊かな森林資源を軸に据えつつ、最新鋭のアクティビティを融合させた滞在型リゾートへと生まれ変わりました。
【改名の理由】なぜ2度も名前が変わったのか?富士急グループの戦略的意図
相模湖ピクニックランド改名理由の核心にあるのは、単なるイメージチェンジではなく、ターゲット顧客層の再定義と収益構造の抜本的改革です。
第1の転換点となった2008年の「プレジャーフォレスト」への改称では、富士急グループの強みである遊園地ノウハウを注入しました。人気キャラクターの世界観を導入したファミリー向けエリアや、夜間の集客を爆発的に高めた「さがみ湖イルミリオン」の立ち上げにより、日帰りバーベキュー主体の施設から「朝から夜まで遊べる複合テーマパーク」への転換に成功しました。
そして2024年の「さがみ湖MORI MORI」への改称は、グランピング人気の定着やデジタルデトックス需要を見据えた施策です。施設名に「MORI(森)」を冠することで、遊園地特有の人工的なイメージを和らげ、首都圏にいながら本格的な森林浴とアクティビティを体験できる独自ポジションを確立しました。
【徹底比較】昔の相模湖ピクニックランドと現在の施設スペック対比
相模湖ピクニックランド昔の様子と現在のスペックを客観的データに基づいて比較すると、敷地の活用方法とアトラクションの質的変化が明確になります。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 総敷地面積 | 約150万㎡(約45万坪) | 東京ドーム(約4.7万㎡)約32個分 | 起伏に富んだ地形を活かしたスケール感は国内でも屈指の規模を維持。 |
| 主力アクティビティ | マッスルモンスター2(全93種) パディントン タウン(幼児向け) | 一般的なアスレチック(20〜30種) | 標高370mの山頂に設置された巨大迷路型アトラクションは大人層の集客にも寄与。 |
| 冬季ナイトイベント | さがみ湖イルミリオン(約600万球) | 大規模イルミ相場(300万〜500万球) | 関東三大イルミネーションに認定され、冬期の閑散期を最大の繁忙期へと転換。 |
| 宿泊・キャンプ機能 | PICAさがみ湖 (旧パディントン ベア・キャンプグラウンド) | 区画貸し中心の旧来型キャンプ場 | 冷暖房完備のコテージや手ぶらBBQなど、高単価グランピング層の取り込みに成功。 |
【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアルな魅力と課題
相模湖ピクニックランドの現在を語る上で欠かせないのが、相模原市緑区レジャー施設としてのリアルな使い勝手と利用者の評価です。SNSや大手旅行サイトのレビュー、実際の来園者動向を分析すると、明確なメリットと同時に現場特有の注意点も見えてきます。
現場で実感する圧倒的なアドバンテージ
高く評価されているのは、アクティビティの圧倒的なスリルと景観美です。特に崖の上にそびえ立つ「マッスルモンスター2」は、絶壁へ飛び出すような一本橋や空中ブランコなど、他所では味わえない高高度のスリルを提供しており、若年層やインバウンド旅行者から絶大な支持を集めています。
また、宿泊エリアの「PICAさがみ湖」は、旧「パディントンベアキャンプグラウンド」時代から培われた整備体制が引き継がれており、清潔なサニタリー棟や豊富な宿泊プランがファミリー層から安心感を得ています。
利用者が直面する現場のリアルな摩擦点
一方で、事前に把握しておくべき課題も存在します。敷地が広大かつ斜面が多いため、エリア間の移動には相応の体力が必要です。ペアリフトが稼働しているものの、ベビーカー利用の家族連れや足腰に不安のあるシニア層にとっては「移動だけで疲弊する」という声が散見されます。
さらに、中央自動車道の相模湖東出口や国道412号線を経由するアクセスルートは、イルミネーション期間中の週末や大型連休に激しい渋滞が発生しやすいため、訪問時間帯の調整が必須となります。
【誤解を解消】「昔の面影は完全に消えた?」ネットの噂の真偽を暴く
インターネット上では「完全な絶叫遊園地になってしまい、昔のピクニックランドのようなのどかさは消滅した」という論調が見受けられます。しかし、これは現地の実態を正確に捉えていません。
現在も園内には手付かずの森林エリアや広大なドッグラン、本格的なデイキャンプ場が整備されており、鳥のさえずりを聞きながら緑を満喫できる環境はしっかりと保全されています。遊園地エリアと自然散策・アウトドアエリアが明確にゾーニングされているため、絶叫マシンに乗らなくても自然浴やバーベキューを楽しむことが可能です。
【プロの結論】現在のさがみ湖MORI MORIに向いている人・見送るべき人の条件
リニューアルを重ねた現在の施設特性を踏まえ、利用目的ごとの適性を整理しました。
おすすめできる人の条件
- 身体を動かすアクティビティや絶景体験を求めるグループ:「マッスルモンスター2」や空中アスレチックは他施設にない満足度を得られます。
- 道具を持たずに快適なキャンプ・BBQを楽しみたいファミリー:手ぶらプランや充実した宿泊棟が揃っており、アウトドア初心者でもストレスなく過ごせます。
- 幻想的な夜景・写真撮影を楽しみたいカップル:600万球規模のイルミネーションと山頂からのパノラマビューは圧巻です。
見送るか事前対策が必要な人の条件
- 平坦でコンパクトな遊園地を望む方:園内全域に急な坂道や階段が多いため、バリアフリー重視の観光には向きません。
- 往年の格安ピクニック感覚のみを期待する方:最新設備やアトラクションが充実した分、入場料やパスポート料金は近代的なテーマパーク水準に設定されています。
【相模湖 ピクニック ランド】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:相模湖ピクニックランドは現在どうなっていますか?完全に閉園したのですか?
A1:閉園していません。2008年に「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」へ改称された後、2024年7月に「さがみ湖MORI MORI」へと再リニューアルされ、複合型アウトドアリゾートとして営業を継続しています。
Q2:昔のようなバーベキューやデイキャンプは今でも利用できますか?
A2:現在も利用可能です。手ぶらで楽しめる大型BBQ施設「ワイルドクッキングガーデン」や、本格的なキャンプエリアが完備されており、昔以上の利便性と設備クオリティでアウトドアを満喫できます。
Q3:入園料や乗り物パスの料金体系はどうなっていますか?
A3:入園のみのチケットと、アトラクション乗り放題の「フリーパス」が用意されています。季節や曜日、イルミネーション開催の有無によって料金設定が変動するため、訪問前に公式サイトで最新の料金表を確認することをおすすめします。
Q4:電車やバスでの公共交通機関アクセスは可能ですか?
A4:JR中央本線「相模湖駅」から神奈川中央交通バスで約8分、「プレジャーフォレスト前(さがみ湖MORI MORI)」停留所で下車してすぐです。新宿方面などからの直行高速バスが季節限定で運行される場合もあります。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
相模湖ピクニックランドから始まった50年以上の歴史は、時代の変化にしなやかに適応しながら「さがみ湖MORI MORI」という次世代のアウトドアリゾートへと結実しました。
昭和の素朴な原風景を愛した方にとっては近代化のスピードに驚く面もあるかもしれませんが、豊かな森林という本質的な魅力は今なお損なわれていません。体力や目的に合わせたエリア選びと混雑対策を講じることで、日常の喧騒を忘れる特別なアウトドア体験を堪能できるはずです。 (出典: 相模湖 ピクニック ランド(Yahoo!ニュース))